


2025.04.07
介護医療院ってどんな施設?特養や老健との違いをわかりやすく解説!
こんにちは、快適住まいの案内人です。
今回は「介護医療院」という施設についてのお話です。
正直、まだまだ耳なじみのない言葉かもしれません。僕もお客様から「それって病院?老人ホーム?」とよく聞かれます。
このブログでは、介護医療院がどんな施設なのか、どんな人に向いているのかを、できるだけわかりやすく解説していきますね!
介護医療院って何?ざっくり言うと「医療対応ができる老人ホーム」
介護医療院は、2018年に新しくできた介護保険の施設です。
もともとあった「介護療養型医療施設」が段階的に廃止され、その代わりとしてスタートしました。
役割としては、医療と生活の両方を支える“長期療養型の住まい”。
つまり、医療的なケアが必要な方が、安心して生活できる場所なんです。
僕たちのような紹介業者から見ても、選択肢が広がるありがたい存在になっています。
特徴は? → 医療対応◎、終の住まいとしても◎
介護医療院の大きな特徴は、医療と介護の両方に対応できること。
- 医師・看護師が常駐しているから、医療ニーズが高くても安心
- 胃ろう、たん吸引、褥瘡(床ずれ)の管理など、日常的に医療ケアが必要な方も対象
- 看取りにも対応していて、「ここで最期まで過ごしたい」というニーズにも応えられる
つまり、「医療が必要だけど病院じゃなく、生活の場として落ち着きたい」
そんな方にぴったりなんです。
入れる条件は?
介護医療院に入るには、「要介護1以上」の介護認定が必要です。
ただ、実際には要介護3〜5の重度の方が多い印象ですね。
とくに、
- 医療処置が日常的に必要
- 病院から退院を迫られているけど自宅では介護が難しい
- 看取りの準備をしたい
というケースで、介護医療院を検討される方が多いです。
他の施設との違いは?
施設名 | 医療体制 | 入所期間 | 看取り対応 | 目的 |
---|---|---|---|---|
介護医療院 | ◎(医師常駐) | 長期 | ◯ | 医療+生活の場 |
老健 | ◯(医師常駐) | 3〜6ヶ月 | △ | 在宅復帰 |
特養 | △(看護師日中) | 原則終身 | ◯ | 生活支援 |
有料老人ホーム | △(提携医など) | 制限なし | △〜◯ | 施設ごとに異なる |
簡単に言うと、
老健→短期リハビリ、特養→生活支援、介護医療院→医療が必要な長期生活の場
といったイメージです。
向いているのはどんな人?
こんなケースで、介護医療院を選ばれる方が多いです。
- 胃ろうや気管切開など、医療ケアが日常的に必要な方
- 在宅介護では対応が難しく、家族も疲弊しているケース
- 病院を退院しなければならないけど、すぐに次の施設が決まらない場合
- 看取り期に入り、医療と介護の両方のサポートを受けながら最期を迎えたい
特に札幌市内だと、医療対応ができる特養や有料老人ホームが限られているので、介護医療院の存在が非常にありがたいんです。
入所までの流れ
- 担当ケアマネさん、または病院の相談員へ相談
- 施設見学・空き状況の確認
- 診療情報提供書や看護サマリーの提出
- 施設側の判定会議(書類または面談)
- 入所決定・準備!
早めに準備を始めることが、スムーズな入所につながります。
費用はどのくらい?
費用は、介護度や負担割合、医療的ケアの内容によって異なりますが、
目安としては 月10〜18万円程度。
医療費・食費・居住費・生活費が含まれているので、内容に見合った金額という印象です。
快適住まいの案内人からのひとこと
介護医療院は、まだまだ知られていないけれど、実はとっても重要な施設です。
「病院から退院してくださいと言われたけど、次が決まっていない」
「医療的ケアが必要な親の行き先が見つからない」
そんなときの“受け皿”として、そして“安心して最期まで過ごせる場所”として、本当に頼れる存在です。
僕たち快住では、介護医療院のご紹介ももちろん可能です。
医療的ケアがある方の入居も、必要な情報を整理しながら全力でサポートします!
まとめ
- 介護医療院は、医療+介護の両立ができる新しいタイプの施設
- 長期入所が可能で、看取り対応も充実
- 医療ニーズの高い方にとって、安心して暮らせる“終のすみか”
もし、「介護医療院ってどうなんだろう?」と悩んでいる方がいたら、
一人で抱えず、ぜひ僕たちにご相談くださいね。