


2025.10.05
高齢者グループホームとは?認知症の方が安心して暮らせる“もうひとつの家
こんにちは、快適住まいの案内人の伊藤です。
今回は「高齢者グループホーム」について、わかりやすく解説していきます。
老人ホームと聞くと特別養護老人ホームや有料老人ホームを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、
グループホームも実はとても人気が高い施設なんです。
では、どんな方に向いていて、どんな特徴がある施設なのでしょうか?
実際の入居相談の現場で感じるポイントも交えながらお伝えします。
💡 グループホームとは?
グループホームとは、認知症の方が少人数で共同生活を送る介護施設のことです。
「認知症対応型共同生活介護」とも呼ばれ、介護保険の対象サービスに含まれます。
一般的には1ユニット9人前後で、スタッフが24時間体制でサポート。
大規模な老人ホームとは違い、家庭的で温かみのある雰囲気が特徴です。
リビングで食事をしたり、洗濯や料理を一緒にしたりと、
「できることを続けながら生活する」という考え方が大切にされています。
👥 入居できる人の条件
グループホームには、誰でも入れるわけではありません。
次の条件を満たす方が対象になります。
- 認知症の診断を受けている方
- 要支援2または要介護1以上の認定を受けている方
- 施設のある市区町村に住民票がある方
つまり、地域密着型のサービスなんです。
札幌市に住民票がある方なら札幌市内のグループホーム、
小樽市にお住まいなら小樽市内のグループホームが対象になります。
🏡 グループホームの特徴
① 少人数で家庭的な雰囲気
1ユニット9人前後で、まるで一軒家のような生活環境。
スタッフとの距離も近く、家庭的で温かい空気があります。
② 認知症の進行をゆるやかに
慣れた環境で生活リズムを整えることで、安心感が生まれます。
その安心が、認知症の進行をゆるやかにすることもあります。
③ 生活の継続を重視
掃除や洗濯、料理の盛り付けなど、
「できること」を一緒に続ける支援を大切にしています。
④ 24時間の見守り体制
夜間もスタッフが常駐し、急変時の対応も可能。
家族としても安心して預けられる環境です。
💰 費用の目安
グループホームの費用は施設によって異なりますが、
おおよそ下記のようなイメージです。
項目 | 月額目安 |
---|---|
家賃 | 約4〜6万円 |
食費 | 約3〜4万円 |
水道光熱費など | 約1〜2万円 |
介護サービス費(1〜3割自己負担) | 約1〜3万円 |
合計 | 約12〜18万円前後 |
民間の有料老人ホームに比べると比較的負担が少なく、
費用面でも現実的な選択肢となっています。
⚖️ メリットとデメリット
✅ メリット
- 家庭的な雰囲気で安心して暮らせる
- 認知症に理解のある職員がサポート
- 少人数で一人ひとりに目が行き届く
⚠️ デメリット
- 定員が少なく空室待ちが発生しやすい
- 医療対応が必要な方には向かない場合がある
- 住民票の地域制限がある
🌸 どんな方に向いている?
- 認知症の診断を受けていて、一人暮らしが不安な方
- 大人数の施設よりも、少人数で穏やかに過ごしたい方
- 家庭的な環境で「できることを続けたい」方
こうした方には、グループホームがとても合っています。
🗝️ まとめ:認知症の方が安心して暮らせる“もうひとつの家”
グループホームは、
「認知症になっても、できることを続けながら、安心して暮らせる場所」。
施設というより“もうひとつの家”のような存在です。
もしご家族が認知症の診断を受けて、
「これからどうすればいいのか」と悩まれている場合は、
どうぞお気軽に快適住まいの案内人(快住)までご相談ください。
札幌市を中心に、入居相談から見学手配、費用面のアドバイスまで、
一人ひとりに合ったホーム探しをお手伝いしています。